1. 墓地(霊園)を選ぶ
まず決めなければならないのが「墓地」です。
一言で墓地と言っても、大きく分けて3種類あります。
■墓地(霊園)の種類
・公営墓地(霊園)・・・都道府県や市町村などの行政が管理する墓地・霊園のこと
※市町村管理の公営墓地(霊園)以外に、地域の地区行政が管理する墓地もあります
・民営墓地(霊園)・・・非営利法人や宗教法人が管理する墓地・霊園のこと
・寺院墓地(霊園)・・・宗教法人が管理する檀家または信徒専用の墓地・霊園のこと
■墓地(霊園)の区画と金額
墓地区画のサイズや金額は墓地(霊園)によって様々です。
ごく一般的には墓地の一坪は90cm×90cmと言われておりますが、それが基本というわけでもございません。
また、墓地区画を求めるための金額(※1)も、その墓地(霊園)によって様々です。
墓地区画の立地条件によって同じ墓地(霊園)内でも金額が違う場合もございますので、よく確認されるのが良いでしょう。また墓地(霊園)によっては、条件として墓石建立までの期限に制約がある場合もございますのでご確認ください。
※1.
一般的には「墓地を求める」「墓地を購入する」と言われます。
イメージ的には、求める訳ですから金額を納めれば「自分の墓地」という感覚になります。
しかし墓地(霊園)等において区画を求める際に交わす契約の内容は「墓地永代使用」
「墓地永代利用」「墓地永代借地」などと表現します。
このように、墓地(霊園)内の墓地区画を永代に渡って借りるということとなります。
■それぞれの墓地(霊園)のメリットとデメリット
・公営墓地(霊園)の場合
○メリット
1.行政が管理・運営しているので墓地の永代使用料や管理料にかかるコストが低い
2.宗旨宗派を問わない
3.墓石店を自由に選ぶことができる
4.行政破綻が生じない限り永続的に最低限度の管理が保証される
△デメリット
1.空き区画が少ないため、抽選方式で区画を求める
2.管理する市町村等の住民であることが前提となる
3.墓石の高さや形に制限がある場合もある
※公営墓地(霊園)をご希望の方はお住まいの市町村にお問い合わせください。
・民営墓地(霊園)の場合
○メリット
1.公営墓地(霊園)に比べて制約や条件が少ない
2.宗旨宗派を問わない
3.墓石のデザインが比較的自由に選べる
4.生前に墓地を求め、墓石を建立することができる
5.公営墓地(霊園)に比べて、いつでも求めやすい
6.運営者のサービスが多様化されている
△デメリット
1.公営墓地(霊園)に比べてコストが割高
2.石材店が指定されている場合が多いため石材店を自由に選べない
※民営墓地(霊園)をご希望の方はご希望の墓地・霊園の管理者にお問い合わせください。
・寺院墓地(霊園)の場合
○メリット
1.境内に隣接している場合が多く、法要後のお参りが便利
2.御寺院様とのコミュニケーションも取れて安心できる
△デメリット
1.管理する御寺院様の檀家または信徒であることが前提となる
2.宗旨宗派が限定される
※寺院墓地(霊園)をご希望の方はご希望の御寺院様にお問い合わせください